蜷川実花さんらしい、色鮮やかな演出。
良くも悪くも完全にワールド。
太宰がなんでこんなにモテるのか…と疑問はあるけど、クソ男でも才能ある人にはそれだけの魅力があるものなんだろうなぁ。
なんだかんだで、妻・美知子(宮沢りえ)、静子(沢尻エリカ)、富栄(二階堂ふみ)のそれぞれの望むものをちゃんと与えてるし。
小栗くんの太宰は似合ってたし良かったと思う。
でも、宮沢りえの芝居のうまさが凄くて一番記憶に残ったのは宮沢りえだった。
ボソボソ喋りが多くて、台詞が聞き取りづらかったのは残念。
その度に音量あげたけど、それでもよく聞き取れなかったりもしてストレスだった。
斗真の原作版と小栗の太宰に焦点をあてた版、違いはあれど続けて観たことで初めて太宰の世界に触れてみて興味が少し出てきたから、原作読んでみようかな~ってやっと思えるようになった。
人間失格・斜陽・ヴィヨンの妻は読もうかな。
#2022_015