RHibino

人間失格 太宰治と3人の女たちのRHibinoのレビュー・感想・評価

3.0
恥の多い生涯を送ってきました。
蜷川実花的、人間失格、ここに在り。

人間失格ではなく、
太宰治と3人の女たちを、妖艶且つ堕落的に描いた作品。

情熱的な赤、我慢する藍、嫉妬深い緑。
全てを包み、狂わせる、太宰の黒。

蜷川実花的色彩と、文学的作風が見事にマッチ。
しかし「人間失格」にある、文学性や人間臭さが軽薄なのが残念。

雰囲気と世界観、豪華キャストに酔う作品。
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