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人間失格 太宰治と3人の女たちのmgのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

映画を観る前に映画に関係しそうな小説は読んでおきたいと思いましたが、間に合わず先に映画鑑賞へ…。

太宰治という人間は、なんでこうもだらしなくて自分勝手で魅力的な人間なんだろうなと思った。女性達は皆その性格をわかっていながらもあれだけ尽くせるのだから、どれだけ心が広いんだとも思った。本当は太宰治本人が好きなのではなくて、太宰治の『小説』を狂おしいほど愛しているのではないだろうか?それはそれで酷い話になってしまいますが…。やはり狂っているからこそ、衝撃的で魅力的な小説が書けるのだろうか?自分も周りも狂っていて、実は凄くいい環境だったのか…うーん、わからん。

映像は思ったよりも落ち着いていて、監督の新しい一面を見た気分。役者様達の演技もとても素晴らしくて圧倒されました。小栗さんの減量、見てはっきりとわかるレベルで心配になっちゃうほど💦


死んでからも『小説』が残っている限り、現代の人間も魅了していく太宰治は本当に罪深い男です。小説、読むぞ。
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