人間失格 太宰治と3人の女たちのouのレビュー・感想・評価

日本文学を勉強し始めた時、始めて読んだ作品は『人間失格』であったが、その時まだ若い自分はその意味を分からなかったのです。今回映画を見たあと、太宰はクズだと思う人きっといるだろうなと思うが、彼が一番かわいそうで、一番惨めなのではないかとわたしは思ったのです。人間として生まれてきたのに、あんなにいろんなタイプな女と関係を持っていたのに、子供まで産んだのに、本当の愛ってなんなんだろうって一度も分からなかったのかなと思ってました。