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人間失格 太宰治と3人の女たちのkyonkyonのレビュー・感想・評価

3.9
私が小説の中で一番好きな作品。
ようやくみれた。

蜷川実花色が漏れなく投影されていて、
かつ太宰の細かいエピソードや説もふんだんに盛り込まれていた。
「人間失格」という作品をどう捉え、想像しているかにもよるが、私には少し華美にみえてしまった印象か。

それでも蜷川実花の世界観、ぬかりない豪華なキャスト、小栗旬の技巧によって、とても濃密な時間だった。

「人間失格」という作品については割愛するとして、注目すべきは宮沢りえの成熟した表現と、二階堂ふみの怪演。相も変わらず身体張り過ぎな件。しかし魅力的だ。

宮沢りえの「壊しなさい、私達を」
は流石に鳥肌立ちました。
結論、とても観る意義のある1本です。
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