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ジョジョ・ラビットのabbeyのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.8
少年ジョジョの妄想の中の英雄ヒトラーと目の前に現れたユダヤ人女の子との対話を通して、感情と常識が揺さぶられていく様が愛おしくもあり、胸が苦しめられる。ジョジョを取り囲む人々が心温かく、中でもお母さんの人間性が素晴らしい。この人の存在が、重々しい戦争映画をコメディにしてくれているのだが…。
OPのビートルズ(敵国なのに)にまず引き込まれるが、EDのデヴィッド・ボウイ(後に東西冷戦を打ち砕いた)も暗い気持ちが一気に晴れ渡る選曲。音楽の力を感じた作品でもあった。
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