コメディと戦争の悲惨さの落差が良い。
内容は、第2次世界大戦下のドイツ。10歳のジョジョは、青少年集団ヒトラーユーゲントに入団し、架空の友人であるアドルフ・ヒトラーに助けられながら一人前の兵士を目指していた。だがジョジョは訓練中にウサギを殺すことができず、教官に“ジョジョ・ラビット”というあだ名を付けられる......というもの。
基本はコメディ映画のようにテンポも良く、笑えるシーンもあるんですが、たまに戦争のリアルな部分が出てくるので、そのギャップが凄かったです。ちょっと呆然としちゃうくらいのシーンも所々あるので、一貫してコメディというわけではなかったです🤔
また、兵士を育成する教官やジョジョの母親の個性が強くて良かったです。この人たちの明るさがこの作品の面白さをアップしてますね☺️
あと、第二次世界大戦を映画の題材にする時は、大体ユダヤ人側の視点で描かれていることが多くて(戦場のピアニスト、ソフィーの選択など)、完全にナチスを信仰している少年の視点は珍しいなと思いました。
ユダヤ人側でない少年視点であれば、『縞模様のパジャマの少年』が挙げられますけど、あれは少年がナチスを信仰しているというわけではないので、また別な気がします。
テンポも良く、笑えるシーンと悲惨なシーンが両方ともあって面白かったです🤗