薄

ジョジョ・ラビットの薄のレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.2
アカデミー脚色賞受賞。ちょっと変わった視点で描く戦争映画。ナチスを思いっきり間抜けに描き笑い飛ばす無邪気さはアメリカ映画らしい。

ナチ少年の家に匿われているユダヤ人少女というアイデアが面白いし、コミカルでポップな世界観で描かれるジョジョとエルサ、母との交流はとても良い。

残念なのは後半ファンタジー映画になっていくところ。あの状況でジョジョとエルサが理由もなく無事で済んでいるのは頂けない。戦争シーンは別にいいけど、ナチスやゲシュタポの恐ろしさはリアリティを持って描いて欲しかった。

ただ、全体的には好きな映画。マイティ・ソーやスター・ウォーズで忙しそうだけど、この監督が撮った青春コメディとかラブコメとかも見てみたい。
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