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ジョジョ・ラビットのkayaのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.3
この時代に、政府から"これが正義だ"って刷り込まれていても、それを疑問に思って戦える人たちって凄い。ジョジョの母は強かったな。女性としても母としてもドイツ人(ナチとはまた別)としても誇りを持って生きてた。私は私。1番自由な人だったと思う。多数に流されてしまう日本人にはなかなかできないことだよね。

初めは完全にナチ支持派だったのに、本物のユダヤ人の少女と接することで、だんだんと悪い人種じゃないのかも?って思い始めるところとか、結べなかった靴紐が結べるようになるところとか、10歳の少年の成長が見れるのもいい。

母の足元だけのダンスシーンと動かない足元のシーンがとっても秀逸だと思った。あのカットだけで悲しさが伝わってきてうるっときてしまった。
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