このレビューはネタバレを含みます
優しく明るく、悲しいお話だった。
ジョジョの周りの人達がとにかく素敵。
ジョジョが等身大の子どもであることをきちんと大切にしてくれる人達ばかりで、だからこそお別れはとても悲しい。
お母さんの足元のカット、やけに長いのが気になるなと思っていたらまさかの伏線回収で、涙腺がやられた。
戦争物ならではの恐怖、ドキドキ感と日常の温かさが絶妙なバランスだった。子ども目線だからか、戦争について事細かに描かれている訳では無いものの、だからこそ気付かぬうちに危険がすぐそばにある、という恐怖を体験することが出来た。戦士ではなく一般人の戦士を目指しているこども、という目線だからこその面白さ。
最後に2人で踊るシーン、朗らかに見えるのになぜか泣けてきてしまう。絶望が最後ではない、という言葉とマッチしていると思った。