切り身ちゃん

ジョジョ・ラビットの切り身ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭あの状況でウサギを逃そうとしたのは最高に勇敢だと思う
臆病者は流れで思考停止して殺してしまう
これ書いて気づいたけどあのうさぎはユダヤ人の比喩なのか

根拠ゼロだけど最後ジョジョがその人は違うんだと庇うこと言っても聞く耳持たず叩き出して「帰れ!」と言った連合軍兵士、ジョジョがユダヤ人じゃないって分かってたんじゃない?
でも子供を連行したくないからキャプテンKの話にのったんじゃないかな
この時のラビットは首の骨折られずに逃げられた

以下メモ感想
•縞模様のパジャマの少年のお姉ちゃん視点みたいな話
•ゲシュタポが来た時ほんと心臓バクバクした
これがおもしろさのひとつなのは理解するんだけどこういうシーン本当に苦手
バッドジーニアスもおもしろかったけどしょっちゅうこういうシチュになったの思い出した
•それは哀れみのキスだっていうのはその通り
子供もちゃんと的確なこと言う
•ハイルヒトラーと返事をした時のエルサの一瞬の躊躇いや気持ちを考えると辛い
•ヨーキー正しい眼を持ってて笑った 大多数の日本人はアーリア人種ではないです
•洗脳教育受けてたのに、この段階で「僕らほんとは間違えてたのかも?」と言えたりするのとか
ほんと不死身だとしか思えないとことか
「これからはナチでいたら面倒になる 君の彼女ももう自由だ」という切り替え速すぎるとことか
やたらキャラが濃いんだけどこれは強かに生き抜く平民の象徴?

•「敬礼をしろ!軽くでいいから」に笑ってしまった

•ラフトが弱いというか個人的にイマイチだった ダンスして終わりって何?

•最後のリルケの詩めちゃくちゃよかった
No feeling is final に泣いてしまった
推し活の熱も絶望もどんな感情も永遠ではない

•反ナチス、ホロコースト作品はすごく大事だし、ドイツの制作への積極的な姿勢は枢軸国側の国民として日本も見習うべきだと思う
ただアメリカやイギリスにとってこういうどんなに叩いても叩いてもオッケーな絶対に間違ってると断言できる巨悪がいるのすごくありがたいし気持ちいいし、全ての敵がこうあってほしいだろうなと思う

親パな感情があるので、今親イスラエルの国側はパレスチナ(ハマス)に対してナチスみたいな感情持ってるのかなと思ってしらっとした気持ちにならなくもない
反ナチス映画はたくさんあってたくさん華々しい賞もらっててそれは絶対間違いじゃないけど、中東問題におけるイギリスやアメリカの罪を描いた作品がこう評価されたり作られたりするわけない世の中