なんてことだ。
タイカ・ワイティティが天才すぎる。
『シェアハウスウィズバンパイア』が彼の作品だと知ったのは最近の話。
マーベル映画でしっかりと認識した彼だが、もちろんその手腕は素晴らしいものだと感じていたけどこれほどとは…。
第二次世界大戦中のドイツを舞台にナチスに心酔している10歳のジョジョの、そして人の『愛』について綴られた物語。
何もかも愛だ。
盲目的なものになってはいけない。
国を愛することだって、人を愛することだって、
ただ全てを受け入れ肯定することだけがそれではないのだ。
もちろん、押し付け洗脳し、先導し従わせるのも愛ではない。
愛国心とは、人を愛するとは…?
誰かを好きになること、愛することは尊いもの。
愛しているなら、間違えてしまった相手に対して正そうとすることもまた愛なのだ。
対等に分り合い、手を取り合いバランスを取り合うことを目指すべきじゃないだろうか。
まあ綺麗事になってしまう部分があるのは理解しているけれど。
この今こそ問われる愛の形を、タイカ・ワイティティはこれほどまでに煩くなく、且つ美しく、愛おしく、そして尊く描き切った。
ジョジョは今できることをする。
僕たちも、今できる愛を。
手始めに、音楽に合わせて適当に踊りたいな笑