空色猫

ジョジョ・ラビットの空色猫のレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.9
第二次世界大戦下のドイツでナチスに憧れる臆病な10歳の少年ジョジョが家にユダヤ人が隠れているのを見つけてしまい…という話

画面の可愛さとか色使いがとても印象的で、ウェスアンダーソンが好きな人は好きそう。
戦時下だし戦争を描いてはいるけど、少年のイマジナリーフレンドとの決別と成長の物語として見たほうが良いと思った。
戦争の悲惨さとか、差別の愚かさを徹底して描こうとしたような作品ではないけど、それでも人間の愚かさとか戦争の異常さというのある程度感じる。
アメリカ製作だから当たり前だろうけど登場人物が英語なのが気になる。

サムロックウェルが(珍しく)カッコいいし、アルフィーアレンの絶妙な脇役感も最高。アルフィーアレン、GOTとかで見てると小さく感じるけどそんなことなくて割と筋肉質っぽくて驚いた。

何をしたの?に対するできることをしたのという回答がとても印象的。

ソーラグナロクの移民の歌といい、今回の音楽の使い方といいタイカワイティティはオールディーズなロックが好きなんだろうか。
空色猫

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