一部追記しました。
あまりにも深いお話で、私の貧相な語彙力では何も文章が思いつかない…
と思いつつ頑張って書きます。
まだ外で遊んで木登りをして、お母さんが大好きで、恋もするような10歳の優しい子どもが、
ヒトラーに憧れて、ユダヤ人を悪と信じ殺すと息巻く時代。
私がその時代の子どもだったら、
何を、誰を信じてどんな行動をしたんだろう。
ジョジョのように、総統を信じたのかな。
ジョジョの母親のように、できることを全部したのかな。
言動ひとつが、自分や他人の命を奪いかねない状況で、
自分はどの立場の人間になったかな。
この映画にはいくつかの立場のキャラクターが出てくる。
支配者だったり、兵士だったり、解放を求める人だったり、迫害される人。
スカヨハさん繋がりで、最近別の映画でも靴紐を結んであげるシーンで涙しました。
例え相手と思想や立場や考え方が違っても、靴紐を結んであげるように、
手を差し伸べることはできる。
複雑に見えて、実はそんなに難しいことじゃないんだよ、っていうメッセージ。
(ここから少しネタバレです。)
映画を見た当日はそんな風に感じたんだけど、
もしかしたら靴紐を結ぶ=立場の違う人間を1つに結ぶという意味も込められてるんじゃないかな。(とっくに気付いてる人が多かったら恥ずかしい)
靴紐が結べるようになったジョジョは、
立場の違う人間と、一緒に踊る事ができた。
お腹の中でぐるぐるしていた蝶々を、その子の足元に止まらせて。
最後に。
この映画はコメディ色のある戦争映画でありながら、リアルさの中に優しさを学ぶ事ができる作品でした。
さすが私の推し監督ワイティティ!
これからも推していきます。