べーぐる

ジョジョ・ラビットのべーぐるのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.8
戦争を題材にした作品にも関わらずユーモアに溢れていて何度も笑いが起きていた。ジョジョの可愛らしいキャラクターはずっと観ていられるなと思った。
ナチスの思想に染まってしまっているジョジョがウサギを殺せなかったり、エルサに2通目の手紙を読んであげたりと時折見せる純粋な10歳の少年の優しさに心が温まった。
可愛らしいジョジョの日常を見ていてもやはり戦時中なんだなとふと気付かされる瞬間が何度もあって、靴ヒモを結ぶことすら出来ない少年が戦争の渦に巻き込まれていたという事実に切なくなったりもした。
好きなシーンはたくさんあるけど、やっぱりラストシーンがすごく良かった。特に敵軍から攻め込まれてからラストシーンに至るまで1秒も見逃せない、聞き逃せないぐらい胸にくるシーンの連続ですごく感動した。

ジョジョの可愛らしいさ、少年の成長、歴史的教訓など様々なものを感じつつ、ファッションや部屋の装飾、冒頭で流れるビートルズなど個人的なツボをたくさん突かれたのも良かった。
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