ヤスヤス

ジョジョ・ラビットのヤスヤスのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.4
戦争の残酷さやナチスの思想の愚かさを新たな切り口で見せてくれる。コミカルな演出、ポップな絵面、ファンタジー色の強い作品だけに、そこに込められたメッセージが強烈に胸に響く。
ジョジョの可愛さと危うさのバランスが絶妙。脇を固めるワイティティをはじめとした大人たちも良い。特にスカーレット・ヨハンソンとサム・ロックウェルは見事。2人の最近の充実ぶりは凄すぎる。
音楽も素晴らしい。オープニングでビートルズの楽曲を使い、ヒトラーへの熱狂をビートルズの熱狂に重ね合わせたところで、一気に惹きつけられた。ボウイを持ってきたラストシーンにもやられた。
本作がアカデミー作品賞でも、全く驚かない。
ヤスヤス

ヤスヤス