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ジョジョ・ラビットの4747のレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.2
第二次世界大戦のドイツ。優しい少年ジョジョはイマジナリーフレンドのアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)を心の支えにしていた。真の男になるべく参加したヒトラーユーゲント(キャンプ)では、意地悪な先輩たちからウサギを殺せとはやし立てられるが、逃がしてしまい、ジョジョラビットとあだ名をつけられてしまう…。

登場人物が全員可愛い作品。

主人公のジョジョはナチ党に傾倒しているが心根は本当に優しく、誰かを傷つけるのことは出来ない。ジョジョを演じたローマングリフィンデイヴィスは10歳ながら、抜群の演技。

アカデミー賞助演女優賞にノミネートしているスカーレット・ヨハンソンは、反ナチ党の母親を演じたが、平和とその象徴のダンスを愛する様は、見ているだけで勇気を与えられた。

主人公がナチ党のジョジョであるため、随所にユダヤ人の対する差別が蔓延るが、そのトンチンカンな認識が、微笑ましく、差別や偏見がいかに馬鹿らしいものなのかを表しているようだった。
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