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ジョジョ・ラビットのmihoのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
5.0
これは期待以上でした!
前情報を入れないで英版予告だけ見て、
映画館に行きましたの。
ブラックコメディかと思いきや
親子愛だったり師弟愛だったり
友愛だったりボーイミーツガールだったり
戦争をコケにしたり、リアリティを入れたり、と思いきやボケてみたり。
若干お滑りもあったけどそんなのは最後まで観れば監督かわいいよ監督、というあたたかい感情に包まれるってもんです。

とにかく笑いと哀しさとのバランスがいい。音楽がいい。タイトルグラフィックがいい。俳優のチョイスがいい。衣装がいい。美術もいい。いろんな人々の関係性がいい。いいんです。ジャンル分け出来ない映画って構成が難しいと思うんだけど、軸を決めてリズミカルに流していたなと思います。

泣かされたと思ったらすぐ笑わしよったり、かと思ったらすぐ泣かしよったり、
観てるこっちの感情が大変な事になってた。

以下メモです。

・ナチ野郎でやばめ(と言っても素直なだけの10歳半)のジョジョがだんだん魅力的な子に見えてくる。

・スカヨハすてき。マジすてき。服もすてき。ママ!

・誰もやりたがらないであろう(想像上だとしても)ヒトラーを自ら自由に演じるワイティティ監督本人w 力の限り全力でボケ倒していました。

・子供アーミー講座ほのぼのするわい。カギ十字のポーズの練習ってw

・サムロックウェルよすぎか。ほんと良すぎるから観て。面白かったりカッコ良かったりアホだったりイカれてたりかわいかったりいいヤツだったりダメだったりするから観て!好き!

・相方のアルフィーアレンもいい味!隠れゲイ的な怪しい関係性が昔のモンティパイソンのエリックとマイケルのスケッチ(軍人の禁断の恋)を彷彿とさせる。

・レヴェルウィルソンは普段の彼女の良さをだす為に好きにやってる感じしてよかったよ。

・エルサのあのクールな風貌と態度もまた程よいんですわ。かわいすぎずボーイッシュすぎず、クライマックスで肩の辺りを刺されたあとのあの表情見ました?お察しのあの表情。ぐっとくるわ。

・(監督陣が)みんな大好き背の高い男・スティーブンマーチャント。ファーファー喋るナチ役で、連れてるのがみんなドイツっぽい名前で笑う。

・ヨーキーマジ天使。ヨーキーは癒し。

・さっきもいったけど衣装もとても素敵だったわー!(アーミー系割と好き)

・背景は戦争だけれどもいろんな愛を感じられる映画でした。

・ラストのなんと粋な事か。名シーン!
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