Banana

ジョジョ・ラビットのBananaのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
5.0
とても残酷で辛い時代を、これでもかというくらい優しく描いてると思った。

映画は、どのシーンを切り取っても、ポスターになるような綺麗な場面ばかりにも関わらず、カットが多く、テンポよく進むストーリーは、美しい写真を連続して観ていてるようで、とても気持ちが良かった。

戦争映画は、ショッキングな演出で、戦争の悲惨さを伝える物が多い。一方、今作は
戦争の悲惨さは踏まえつつも、本質的な人間の優しい部分を少年の成長を通して、見事に描いている。

物語の随所に出てくる靴と靴紐の描写は、油断すると解けてしまいそうな、か細い人の優しさを紡いで繋げていくような印象を受けて、胸熱だった。


人に優しくありたい
Banana

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