子供の目で見た第二次世界大戦は、決して悲しい景色ではなかった。
しかし、生まれた頃から根付いていたファシズム信仰と、自分が目の当たりにしたユダヤ人の姿。
その中で葛藤する少年の心の苦しみに、応援しながら観てた。
何が正しいかを判断し、行動するのは大人だけではない。
キャプテンKの優しさも沁みた。
私の後ろの席にいた少年二人が、ジョジョとヨーキーみたいで可愛らしかった。
「難しい映画だった!」「戦争ってよくわらない!」「修行が足りないな」「なるほど」
という会話が繰り広げられていて、少し座高を下げながら、微笑ましくなった。
少年たちとまた難しい映画で会える日を願って。