このレビューはネタバレを含みます
190412
コナンの映画はアクションシーンを見るのが目的といっても過言ではないと思う。毎回最後のコナンの救出劇を期待しているが、今年もやはり期待以上の最後だった。
もはやテロだった。違和感はあったけど、コナンの映画のラストであれば別に構わない。海賊と戦うコナンたちの姿にはゾクゾクした。
マリーナベイサンズの屋上デッキが着水したときに壊れなかったことに違和感を感じたが、コナンの救出劇は常に現実離れしているので特に不満はなかった。
しかし、もう少し推理すべき事件が難関であってほしかった。レオンには最後まで抜かりない人であって欲しかった。弟子の思惑とか海賊の裏切りすらも分かった上で行動してほしかった。
また、犯人がこの人とわかってしまうよりも、見てる側に犯人を示唆するようなシーンを作って、コナンとともに犯人を見つけ出す、というようにしてほしかった。
加えて歌は合わないと感じてしまった。倉木麻衣とかポルノグラフィティとか福山雅治と比べると。
拳で闘っていくその先に何を求めているのか分からなくては、身の回りの大切な人を危険に巻き込む、という言葉は敵ながら確かに、と思ってしまった。俺もレオンに洗脳されてしまったのかもしれない。
河北麻友子(英語)と山崎育三郎の声は声優がやっているのかと思うほど上手だと思った。
京極が園子を背中に抱えて言った、離さないでください、というセリフはとてもかっこよかった。から紅の恋歌の平次と和葉を見ているようだった。
蘭が新一とキッドを見間違えないことに、好きな人のことは似てても違うってわかるんだなと思ったけど、コナンとアーサーヒライとが区別できなかったことは面白く感じた。
園子は前髪を下ろした方がかわいい。
オープニングの曲に入るときはこれまでほどではなかったけれど、やはりゾクゾクした。
来年の映画の情報が開示されるところも変わらずたまらなかった。