このレビューはネタバレを含みます
初めての女性監督作品。これまでの作品と比較すると、恋愛模様を多く散りばめつつ、色彩と視覚効果にこだわりが見られた。園子が可愛いと思ったのは初めてだ。
脚本は、「今回の話にこの要素いるか…?」「いきなりどうした、こんなアホの子だったか…?」「あれ、キャラの行動に伏線も一貫性もないぞ…?」という突っ込みどころ満載のものであったが、100分でよくまとめきったと思う(良かったと言っているわけではない)。しかし突っ込みどころ満載の脚本に反し、映像が派手で音楽の使い方も面白く、キャラクターたちの普段のコナン映画では見られない側面が描かれるため、脚本の粗さがさほど気にならない。これまでコナン映画を見続けてきた方ならわかると思うが、いつものコナン映画とは違うのだ。この違いを是とするかどうかで評価が分かれるだろう。