キヘンニカミ

新聞記者のキヘンニカミのレビュー・感想・評価

新聞記者(2019年製作の映画)
3.9
こういった政治関連を扱った映画は、全然観たことが無かったけど、凄いおもろしかった。

突きたいところに目掛けた手を
大きく振りかざした状態で止めたような。

国家は、いとも簡単にそのまま刃物を振り下ろせるかもしれないけど

国民は、そりゃなす術ないわな


ジャーナリストは暴露で対抗するしかないから、この映画のように揚げ足とられて潰されるのかな。

その分、表現者って強いよな。
芸術って皮を被ってる分、メッセージは表面上ボヤけるだろうし。表面上は。
その皮が分厚ければ分厚いほど

国家が刃物を振りかざしてるとしたら、風刺作品は目に見えないものを武器に脅してるのか。
何倍にも膨れ上がり、何百年も後世に残るかもしれないそれは、ひょっとしたら国家は1番怖いのでは?


演出、演技、脚本どれも良かったです。