新聞記者の作品情報・感想・評価

上映館(6館)

「新聞記者」に投稿された感想・評価

そこにえがかれた問題意識と危機感を共有することと、それをえがく映画を作品として評価することは別のことだ。

虚実いりまじるこれだけの題材を扱いながら、ともすればわかりやすい陰謀論的なベタな描写に終始しがちな脚本。
これでは、この作品もなんらかの価値観を大衆に信じ込ませる陰謀だと思われても仕方がない。
そういう意味では、すべてのフィクションのもつ危うさを体現しているとも言える。

後半は俳優陣のなかなかの熱演もあり、面白くなるのだが……
アンコール上映にて。
最近公開された同プロデューサーの新作「i 新聞記者ドキュメント」と併せてオススメです。
みつ

みつの感想・評価

3.6
この作品を評価するのに自身の知識量が圧倒的に不足しているというか
実際にあった(今なおある)事件を彷彿とさせる事件を扱っているからこそ、日頃頭を使わずただニュースを聞き流しているだけであった自分を突きつけられたような作品。

観終わった後、どんな感想言ってみても違ってる気がしたんですよね。言葉にできるだけのものを自身が持ってないことを痛感したというか。

日頃自分がどれだけ政治と向き合ってきてないのか痛感させられました。

最後のシーン、あ、こういうことか…というのさえなくて、え、どういうこと!?そんな委ねます!?ってなったんだけど、政治に詳しい人や作品にしっかりついてこれた人には見えるものがあったのだろうなと思います。


ホラーじゃないのになんだかとても怖いと感じる作品でもありました。
ドキュメンタリーの新聞記者を見たくて、予習のため、こちらも観賞。
暖房が良く効いてるのと、早くは無い展開に途中、寝てしまいました。
シム・ウンギョンを見てるとサニーと怪しい彼女が浮かんでしまいます。なぜ、シム・ウンギョンを抜擢したのかも知りたい所。
iー新聞記者ドキュメントーが観たくて、それの予習も兼ねて観た。
政治というタブーな部分に切り込んだリアリティ溢れる内容で、のめり込んでしまった。

あまりBGMをかけずにノイズで聞かせているのも、またリアリティさを倍増させてたと思う。
色の使い方とか歩く足元の撮り方とかが
斬新で観たことのないタイプの映画だったから、それものめり込んでしまった要因かも!
morph

morphの感想・評価

3.5
現政権にまつわる問題を映画化した気概に敬意。なによりその必要性がある。でも映画としては物足りなかった。演出、作劇が野暮ったく、今の日本で闘うことの難しさが迫ってこない。煮えきらなかった。シム・ウンギョンの地に足の着いた演技に救われてると思う。

世間のリアクションとしてTwitterが主に映るけど、政治のつぶやきはその人の支持政党とかSNSでの影響力の有無とかプロフィールが見えやすいから、劇中のようにカキコミ掲示板っぽく匿名性だけを扱われると、私の知ってるついったジャナイ感あった。

杉原の妻がすごく子どもっぽい演技をさせられていて、さらには、涙をこぼす夫に対して子どもをあやすように接する。こういう、主従や幼さを求め許す日本的な価値観が、組織が腐る一因になってんじゃねーのと思うくらい脱力した。
べら

べらの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

息詰めて観ました。どこまでが現実なの?

フィクション?それともマイケル・ムーアのドキュメンタリーみたいな?

あんな情報操作とか、脅しとか、もみ消し…こわいです。

最後、松坂桃李の口がなんて言ったのか?あの後どうなったのか?気になる終わり方。いく通りか考えちゃう。

彼の人柄や律儀さにハラハラする。真面目過ぎる。家族養うために仕事辞められないってのと、やりたかった仕事を(できれば穏便に)続けたいって言うことなのかな。最後のあの目はヤバい。

たしかに、松坂桃李を挟んでのシムウンギョンと本田翼の対比が、女性の力の陰と陽みたい?松坂桃李が仕事辞めても、嫁さんうまくやっていけるんじゃないかな。
期待度が高過ぎた。
日本映画の限界を感じた。。

意図的に世界観を誇張しているのか?

そのせいで何がリアルで何がフィクションなのかわからなくなる。
という、マインドにさせる時点で映画として入り込んでいない証拠。

流石にこりゃリアルじゃないな。っていう謎の腹落ちで終わってしまって、あまり問題提起にもなりきってないような、、、


先日観た官房長官を揶揄する三谷映画が限界なのかね、、、だったら振り切った主戦場の方がいいように思う。しかし、そんなことを言うと映画の可能性を失う。

バイスやペリカン文書のような映画が日本でも観たい。
本当に今の状況とダブって、安倍は早く辞めてほしいと思った。こんな風に情報統制&税金の私物利用されるなら政権の安定なんていらないし、総理大臣がコロコロ変わってくれた方がむしろ平和だと思う。森村誠一のノンフィクション小説を題材にした合唱組曲『悪魔の飽食』を聞いてきたが、加計大学は旧731部隊のウイルス研究が目的で設立されたらしく、それはこの映画でも指摘されていた。入学生には悪いけど、こんな大学は即刻廃止すべきだと思う。
この映画が制作&上映されたことがすごく勇気があることで、多くの人に見てもらいたいと思った。
れな

れなの感想・評価

3.0
前評判でハードルが上がりすぎたのか、そこまですごい作品だとは思わなかった。
俳優さんがみなさん素晴らしかった。
田中哲司さんは本当に威圧的で怖かったし、
高橋努さんは意地悪な先輩だったけどやりたくてやってるわけじゃない感じがしたし、
北村有起哉さんはいい上司だけどいつ裏切るんだろうって思ったし、
西田尚美さんほんとにかっこいい妻だった。
岡山天音さんは単純に好きです。
豪華なキャスト。
本田翼さんはセリフ少なくて安心しました。笑
ペンタゴンペーパーズとか記者たちとかそんな感じだけど、
政府の怖い大人たちをたくさん出すことによってリアリティが増している。
明るい場面がほとんどなくて、
子供が産まれる時でさえハッピー感出さない。
政府の人たちほとんど笑わないし、記者たちも楽しそうな場面がない。
報道の仕事ってこんなものなんですかね…

主役の女性記者がなんで日本名なのになまってるの不自然じゃない?って思ってたけど、母親が韓国人の設定だったんだね。
家でもずーっと調べ物して書いて、これが彼女の幸せなのだろうか。
やりたい事ができて幸せなのかもしれないけど。
私が友達なら、ご飯食べてる?寝てる?って心配するレベル。
最後も後味悪い終わりかた。私の想像ではね。
これが現実なのか。
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