えふ

新聞記者のえふのネタバレレビュー・内容・結末

新聞記者(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

2019.06.20 Thu

試写会にてひと足先に鑑賞。
普段何気なく情報収集源として利用してるTwitterやネットニュースに、こんな印象操作が加えられてただなんて知らなかった。匿名で書き込めるから誰が書いてるかわからないし、正当なこと言ってるように見せかけて実は何か企みをもって発信されてるのかもしれない。この時代だからこそ出来る民への騙し方だと思った。
それも知らずに上の人(権力)に丸め込まれてると考えると、自分の無知さで生きていくのが恐ろしくなった。
いま、社会情勢(日本の政治)がこんな状況だからこそ、この映画は見るべき。こんなふうにして庶民は情報に操られている、踊らされている、騙されていると。
正直、結末としてはよく分からなかったし(ラストはどうなったの?どういうことだったの??全く理解出来なかった泣)、観てる最中も台詞で説明しないシーンは、どういうこと??というシーンも何ヶ所かあった。でもそれは恐らく自分の無知さ故のことであるのではないかと推測する。もっと政治の仕組みや社会の仕組みを知らなくてはいけないと思った。もちろん、詳しく知らずとも人間として普通に生きていけるだろう。ただ、それに安住してはいけない。現にいまがそうだ。情報操作に騙されて本当の真実を見失っては権力の思う壷。庶民には抗えない限度もあるだろうが、少なくとも意思を持って対抗していかなくてはならないと思った。権力の思うままにしてはいけない。いま、この映画はおおくのひとが見るべきだと思う。そして現代の日本について考えるべきだと思う。特に10代20代とかのこれからを担ってく世代は特に。わたしは観てよかったと思う。意味がわからなくても、実際こんなことがなされているのだと知るだけでも、とっても意味のあることだと思った。

[誰よりも自分を信じうたがえ]
何度も出てきて印象に残ってる言葉。

映画としては、特に前半に寄りで揺れる撮り方が多かったように感じた。役者の表情とか視点合わせてじっくり見たい人間としては、とても見づらかったし好きではない演出(撮り方?)だけど、これは個人による感想だとは思う。

映画館書は強制したりするものでは無いが、とにかく観るべき。
エンタメの力を借りて少しでもいまの日本の状況、自分たちの生活してくうえでの情報との付き合い方を考えるべきだと思う。
えふ

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