おもしろかった。極論から言ってしまうと、藤井道人監督や『キュクロプス』の大庭功睦監督のような人たちが、日本映画界の新しい道すじを作っていくんだろうなと思った。
非凡な秀作以外、世界で認められない日本映画の中で、程よいリアルさ、程よい分かりやすさ、程よい芸術性、という世界のエンタメ映画では最低限の基準を完ぺきに捉えているのは、単純にすごいと思う。
映画のおもしろさは、もちろんこれだけに限らないが、市場が世界規模に広がっている中、世界に作品を出していかないのは、健全ではないし、業界全体が回っていかない。
内容だって時事エンタメ作品としては、よく描けていると思う。政治的なことが難しい箇所もあるが、全体的にはわかりやすく描けている。昨年、NHKでやったドラマ『フェイクニュース』の3倍くらいはおもいしろいと言ったらわかりやすいかもしれない (●'ᴗ'●)✧