メタ壱

新聞記者のメタ壱のレビュー・感想・評価

新聞記者(2019年製作の映画)
3.8
内閣官房と闘う記者と内調職員の物語り!

社会派の作品って日本では少ないよなぁ〜と思っていた中、正に現代の日本社会に切り込んだ作品が登場です!
こういった作品が日本で作られた事に感激!

近年日本で実際に起きた出来事をベースに描かれているため、リアリティが凄い。

真実と正義を追い求める主人公達の姿には、昨年公開された「ペンタゴン・ペーパーズ」に近い印象を受けました。

ただこの作品はあくまでフィクションなので、実際の出来事と混同してしまわない様にというのは要注意ですね。

しかし、普段何気なく聞き流しているニュースの裏には生きた人間がいて、それぞれの思惑と正義と策略と悲しみが渦巻いていて、僕たちの知らないうちに世の中が動いているのかなと思うと、もっと真剣に社会の事に関心を持たなければなと思いました。

そして、作品のラストカット。
あの後に何が続くのか。
藤井監督から「あなたはこの先、日本社会の一員としてどうしていくんですか?」と問いかけられているかのようでした。
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