mami

新聞記者のmamiのレビュー・感想・評価

新聞記者(2019年製作の映画)
4.0
見終わって、心に重しを感じた。
映画的には、色と音が素晴しい。助演役者達の燻し銀の熱演にも👏
主演二人について。
松坂くん、素晴らしかった。最近活躍が止まらないが、題材的に観る気がせず、映画は初めて観たが、抑えた中に様々な感情を見せ、last、凄すぎた。彼の熱演無しには成立しない作品。
シムウンギョン、大好きな韓国の女優。日本と韓国のハーフ設定だが、日本語で彼女の良さを出すには、台詞が弱すぎ、ちょっと厳しいと思った。韓国語では、「は」の音は殆ど発声しないから、おはよう、おはなしの「は」が非常に弱く、気になってしかたなかった。熱演は評価する。最後の台詞や、表情に、震えた。

内容について、現在の迫り来る日本の危機、現政権の危険は、日々の報道以上に大きいのだと背筋が寒くなった。リアルタイムの問題を、エンタメの中に成立させた意欲は素晴らしいです。

若者よ、SNS、芸能界を利用してる愚か者達に、かわいいなどと言ってる場合ではない。
たくさんの日本人、特に、若者に観てもらいたい。

シムウンギョンの😢に感動した人には、是非、この演技観ていただきたい
https://twitter.com/JaeuckHedwig/status/1149550648255373313

彼女の日本語力は正直、足りなかったが、それでも、熱演だったし、この役を引き受けてくれたことに感謝します。

7月6日 角川シネマトークショーに参加した。
https://twitter.com/JaeuckHedwig/status/1147407377462784005

7月14日 ユーロスペース トークショーに参加
https://twitter.com/JaeuckHedwig/status/1150306616119451648

テレビ宣伝はすべて断られたとPDが説明された。
この作品を手緩い、もっと突っ込むべきだ、技術的に未熟だと批判する意見もある。技術的なことは普通の観客には分からないけれど、もっとドキュメンタリー寄りにしたら、この規模では公開出来なかったのでは?
エンタメとしてのギリギリなラインで、ほぼSNSのみで、ここまで観客を集めたことは、選挙前に一石を投じてると思います。
mami

mami