日本でもこんな映画が作られたという事に驚き、じわじわと現実と思えるストーリーに怖さを覚えました。
SNSで拡散される被害者の個人情報と被害者を加害者に仕立て上げる場面は、SNSに躍らされる私達への警告だと感じました。
捻じ曲げられた真実を大勢が信じれば、それが真実になり 疑問や否定は悪とみなされる怖さ…
家族を守る為の嘘と自分への裏切りに苦しむ杉原の元上司・神崎の自殺や新聞記者の吉原の父の自殺など、実際に有ったのでは？と思えるし、エリート官僚の杉原の心の葛藤が真実味が有りました。
それにしても、松坂桃李君はどんな役を演じても馴染みますね。
シム・ウンギョンさんは韓国映画でお馴染みの演技派女優さんですが、孤独で一途な新聞記者役を演じてだと思います。
松坂君と日本の女優さんだと嘘臭く見えてしまってかもと感じました。
このエンディングが、私達への宿題なのかな
同じ事を繰り返すのか。
信じて疑うのか。
