くろいひと

新聞記者のくろいひとのレビュー・感想・評価

新聞記者(2019年製作の映画)
3.0
そこにえがかれた問題意識と危機感を共有することと、それをえがく映画を作品として評価することは別のことだ。

虚実いりまじるこれだけの題材を扱いながら、ともすればわかりやすい陰謀論的なベタな描写に終始しがちな脚本。
これでは、この作品もなんらかの価値観を大衆に信じ込ませる陰謀だと思われても仕方がない。
そういう意味では、すべてのフィクションのもつ危うさを体現しているとも言える。

後半は俳優陣のなかなかの熱演もあり、面白くなるのだが……
くろいひと

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