nattyan9

新聞記者のnattyan9のレビュー・感想・評価

新聞記者(2019年製作の映画)
1.0
            2223
(IMDb 6.5:168人視聴)
 
うーん・・・
すいません・・・
正直・・・
”個人的に”
何も見るべきものは、
有りませんでした・・・
日本の報道精神の無さを
見るようで残念です。
  
(現在、世界67位)
(保管義務のある書類を
 政府が破棄してるんですから
 当然ですが。
 しかも、
 破棄を発言して、
 罷り通っている。
 他の国なら、間違いなく、
 暴動が起きると思います) 
 
ただ、
その原因は、
1つに尽きると思ってます。
この映画の主演を受ける
女優さんがいなかったこと。
 
 
 
 
 
 
ps.
シム・ウンギョンさん自身は、
素晴らしいと思います。
(「怪しい彼女」との
 別人さは素晴らしいと
 思います)
ただ、
正直、
新聞記者の役で、
日本語に堪能でないのは、
微妙に感じました。
(配役も、
 十八番の所ではないと
 思います)
 
(※ 注:”堪能ではない”について。
 表面的なことでは言ってません。
 アドリブが出来るレベルではない、
 つまり、
 音的には理解できるが
 言葉に
 感情・イメージが乗っていない、
 ように感じました)
 
そして、
松坂さんが、オファーを
受けたこと。
素晴らしいと思います。
ただ、
官僚?
しかも、
選り抜きの?
松坂さん自身に
問題はないと思いますが、
配役は
微妙に感じました。
(本田翼さんの官僚の妻役の
 配役の違和感も凄かったですが)
 
脚本も、
主役をもっと描いて
目的と障害を
クリアにして欲しかったです。
父親とのシーンは、
絶対に、必要だと思いました。
(それが、”目的”となって
 官僚の自殺の真実を求めるんですから)
 
脚本と演出のテンポが悪く感じたのも、
そこに大きな要因がある様に感じます。
主人公をしっかり設定しないと、
どこに感情移入していいか分からなくて、
物語がドライブして行かない、
ように感じました。 
 
(リライトするなら、  
 ”私が新聞記者を自分の道として
 意識するようになったのは……”
 みたいな感じで、
 モノローグから初めて、
 家族のシーンを描きたいなぁ)
 
内調の真の目的に関しては、
残念としか言いようが有りません。
漫画かと思いました。
 
あと、
演出。
個人的に、
単焦点カメラを多用し過ぎで、
嘘くさく感じました。
綺麗過ぎと言うか。
全体の画も。
画や演出に凝り過ぎで、かえって、
嘘くさく感じました。
 
残念です。
 
 
ps.
内調がツイッターを流して、 
世論操作したり、
レイプを野党のハニートラップと
デマを流したり、
の脚本は、
素晴らしいと思いました。
有りそうで恐ろしいと思いました。
 
(レイプの件、
 民事では勝訴したそうで、
 本当に良かったです。
 ご本人は、日本に住めなくなって
 英国に住まれてるそうですが)
(↑
酷い話です) 
 
 
ps.
「クライマーズ・ハイ」のように
真実を求める滾るような熱気を
見たかったです。
 
 
ps.
画面が終始暗いのと、
音が小さいのが苦手でした。
エンタメとして昇華して
欲しいなぁと思いました。
「グリーン・ブック」
「パラサイト」とかも
そうなんですが、
海外の作品の演出が巧いなぁと思う所は、
緩急の急だけで、
作品を作らない所。
 
急だけだと、
刺さらないんです。
笑わせて、油断させといて、
刺すんです。
 
闇を効果的に描くには、
光を描くんです。
 
 
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