ともぞう

新聞記者のともぞうのレビュー・感想・評価

新聞記者(2019年製作の映画)
2.8
自分は自民党員でもなく、安倍さんの親衛隊でもないが、これが日本アカデミー賞の最優秀作品賞?
政治的なメッセージ性を取り除いて、純粋に作品だけを見れば、申し訳ないけど、凡作だと思う。
・暗くてボソボソ話すシーンが多く、わかりにくい
・主演の韓国女優に華がなく、言葉もカタコトで微妙な機微が伝わって来ず。演技もイマイチだし、なんでセッティングしたのかレベル
・元上司の自殺に追い込まれた経緯が薄く感情移入できず
・一番は新設大学が生物兵器の製造をしようとしていることへの裏どりが適当過ぎて、こんなんで記事書いたらアカンやろ!と真面目に思ってしまった
最後も「自分の名前を出してくれ」と覚悟を決めてたはずの松坂桃李が、上司(田中哲司は本当に怖くて名演だった)に凄まれただけで、泣きそうな顔で出てきて、自殺?しそうな終わり方は、なんやそれ(だったら、最初からやるなよ)やったし。
でも、安倍さんが嫌いな人やジャーナリズムについて思いのある人には面白いんだろうな。

〈あらすじ〉
東都新聞の記者・吉岡(シム・ウンギョン)は、大学新設計画にまつわる極秘情報の匿名FAXを受け取り、調査を始める。日本人の父と韓国人の母を持ち、アメリカで育った吉岡はある思いから日本の新聞社に在職していた。かたや内閣情報調査室官僚の杉原(松坂桃李)は、国民に尽くすという信念と、現実の任務の間で葛藤する。
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