kumiko

轢き逃げ -最高の最悪な日-のkumikoのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

水谷豊さんと言えば「相棒」のイメージが強くて、水谷さんによる完全オリジナル脚本なんだと思って見た。

ひとりの女性が命を落とす。車を運転していた青年・宗方秀一と、助手席に乗っていた親友の森田輝は、秀一の結婚式の打合せに急いでいたのだった。被害者の両親である時山光央と千鶴子は悲しみに暮れ、ベテラン刑事の柳公三郎と新米刑事の前田俊が事件の捜査にあたる。
水谷豊は轢き逃げの被害者娘の父役。

ひき逃げ事件の加害者、被害者の両親、事件を追う刑事たちを描いているので、なんとなくストーリーが読める感じもあるが、轢き逃げした人の怯え、娘を失った両親の悲しみ、そこに起こる人の葛藤を描いているのかと思ったら、もう一捻りあった。轢き逃げのニュースを見ると、なんで逃げるかなクズだなと思うが、さらに物語の全容が描き出されたらクズじゃなく狂っとる。

人を羨んで妬んで比較して、自分が努力して得たものもあるのに、なぜそれを自分の自信に変えれなかったのか、それを無駄にする生き方の愚かなことよ。
ごめん全部ネタバレしてもうた。
kumiko

kumiko