ストーリーが突っ込み所満載で脚本も悪いが、さらに演出が悪いから演技の酷さが目について仕方ない。キーマンのサイコパス親友役が演技がわざとらし過ぎて、一気にシラけてしまった。
〈あらすじ〉
とある地方都市。大手ゼネコン勤務の宗方秀一(中山麻聖)は、副社長の娘・白河早苗(小林涼子)との結婚式を3日後に控え、公私共に順風満帆だった。ある日、親友の森田輝(石田法嗣)を助手席に乗せて結婚式の打ち合わせに向かおうと車を走らせていたところ、車を飛ばす秀一は海の見える狭い坂道 1人の若い女性を轢き、同乗していた親友の「誰も見てない」という囁きでそのまま現場から走り去ってしまう。夕方のTVニュースで轢き逃げした女性・望の死亡を知り、2人は怯えながらも翌朝出社する。刑事の柳公三郎(岸部一徳)と前田俊(毎熊克哉)は捜査を開始し、やがて2人は逮捕されるが、娘を失った時山夫妻はいたたまれない思いを抱える。