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Gaby Baby Doll(原題)のakrutmのレビュー・感想・評価

Gaby Baby Doll(原題)(2014年製作の映画)
3.4
そばに誰かいないと寝付けない女性が真実の愛を見つけるまでを描いた、ソフィー・レトゥールヌール監督の恋愛コメディ映画。

療養に訪れていた田舎町で、都合良く扱われているだけだと感じた恋人は去っていき、ガビィは町にいる男性を次々と寝るときのお供に誘い出す。しかし、本当に眠りにつくまでの見守り役しか期待されなかった男性たちは彼女から遠ざかっていく。そんなときに、犬の縁で、お城の門番をしている孤独な男性と知り合うというストーリー。

ソフィー・レトゥールヌール監督の作品では癖の強いヘンな女性が出てくるが、本作でのガビィもちょっと自己チューで、どこかだらしない女性。そんなヘンな女性を演じたロリータ・シャマの変さ加減がなかなか良い(本作ではイザベル・ユペール似に見えなかった)が、個人的にはなんだか退屈な映画だった。孤独なものどうしが結局くっつくわけだけど、一応、最後にどんでん返しというほどでもないが、ポジティブな意味でのどんでん返しがある。そんなところは、おとぎ話みたいでもある。
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