ドイツ人将校との情事で妊娠し、ナチスドイツの占領から解放された戦後に「コラボ」の烙印を押されて差別された女性・マドレーヌが、秘密を抱えた男性と出会って惹かれ合い、ともに人生を歩んでいく姿を描いた、カテ>>続きを読む
横浜のモダンな娼館を舞台に、店を経営する女主人を中心とした人間模様と、それに絡んで起こる連続殺人事件の行方を描いた、伊藤俊也監督のドラマ映画。
原作は山崎洋子のデビュー作となる第32回江戸川乱歩賞受>>続きを読む
かつてはやり手の宝石商だったがアルコール依存症に陥っている女性が、宝石商の夫の死をきっかけに彼が隠していた宝石を売りさばこうとして事件に巻き込まれる姿を描いた、ニコール・ガルシア監督のドラマ映画。>>続きを読む
工場閉鎖を阻止すべく闘う労働者たちを描いた映画の撮影の舞台裏を、資金繰りに苦しむ映画監督やスタッフたちの葛藤を中心に描いた、セドリック・カーン監督のドラマ映画。今年(2025年)の MyFFF 配信作>>続きを読む
フランス北部のナンシーを舞台に、貧困家庭に暮らす15歳の少女ソフィー(通称、フィフィ)のひと夏の出来事を描いた、ジーン・アスランとポール・サインティランの共同監督によるドラマ映画。これからヴァカンスに>>続きを読む
怪しげな外科医によって自分の胎児の脳を移植された、女性版フランケンシュタインと言える若き女性ベラが成長していく姿を描いた、ヨルゴス・ランティモス監督のSFドラマ映画。原作は、スコットランドを代表する小>>続きを読む
地球を侵略者から守るために日夜奮闘している「タバコ戦隊」の合宿先での姿を描いた、カンタン・デュピュー監督のナンセンスコメディ映画。
タイムスリップする穴と電子ペニスを描いた『地下室のヘンな穴』と同じ>>続きを読む
メキシコを舞台に、マフィアのボスである男性が女性に性転換して新しい人生を生きる姿や彼女を待ち受ける出来事を、その手助けをした女性弁護士やボスの妻であった女性とともに描いた、ジャック・オーディアール監督>>続きを読む
都市再開発のあおりを受けて閉店に追い込まれた個人経営のキャバレー「ローズ」を舞台に、経営者の男性、その一人娘を中心としたエロを交えた人間模様を描いた、金子修介監督の最後のロマンポルノとなる作品。
A>>続きを読む
京都の大商人の放蕩息子である世之介が父親から勘当されながらも全国を旅して女性遍歴を重ねる姿を描いた、増村保造監督のドラマ映画。もちろん原作は、井原西鶴のデビュー小説(浮世草子)である『好色一代男』。な>>続きを読む
「昨日の友は今日の敵」を地で行くような民族間の対立を通じて、人間関係の脆さへの絶望や人間の善性への希望を描いた、ミルチョ・マンチェフスキ監督の長編デビューとなるドラマ映画。旧ユーゴスラビアから独立した>>続きを読む
無人島に取り残された4人家族のサバイバルを描いた、マッティ・ブラウン監督のサスペンス映画。
この紹介文は間違いではなく、どこなのか定かではないが灯台のある無人島で両親と兄妹の家族4人が過ごす姿がずっ>>続きを読む
事故で父親を突然亡くして悲しみに暮れる高校生リュカが、気晴らしに訪れた兄の住むパリで年上の男性に惹かれていく姿を描いた、クリストフ・オノレ監督のドラマ映画。監督自身が15歳のときに父親を失っており、そ>>続きを読む
レバノンの首都ベイルートのスラム街で暮らす12歳の少年ゼインがなぜ両親を訴える訴訟を起こしたのかを回想形式で描きながら、子供の人身売買や児童婚、難民家族の貧困などのレバノンの社会問題を鋭く描いた、ナデ>>続きを読む
万引きが見つかって予備校の寮に帰れなくなった女子浪人生が、怪しげな中年男性とともに向かった故郷の岡山で過ごす日々を描いた、藤田敏八監督のドラマ映画。秋吉久美子が主演の日活ニュー青春映画3部作の第3作。>>続きを読む
ロサンゼルスでポルノ男優として名を馳せた男性マイキーが舞い戻ったのは、故郷のテキサス。書類上は妻であるが、ずっと没交渉だった女性の家に転がり込むが、金を稼がないと置いてあげないと言われて、仕事を探そう>>続きを読む
結婚式場で新婦が女性に腹部を刺されるという事件が発生し、過去の女性関係を疑われた新郎がある女性の行方を追いながらも、新婦との絆を深めていく姿を描いた、根岸吉太郎監督の恋愛サスペンス映画。
冒頭に起こ>>続きを読む
二ツ目の若手落語家である志ん魚の女性関係を中心に、落語界や落研女子の何気ない日常をユーモラスに描いた、森田芳光監督の長編デビュー作となるコメディドラマ映画。
特にドラマティックな出来事が起こるわけで>>続きを読む
カナダのニューファンドランド島にある町・ガンダーを舞台に、アメリカ同時多発テロ事件によって避難着陸をした航空機の乗客を住民たちが歓待した1週間を描いた、同名のブロードウェイ・ミュージカルのステージ(2>>続きを読む
ギョーム・カネが自身を主役として監督したモキュメンタリー風のコメディ映画。43歳のギョーム・カネは、撮影中の映画で共演した若手女優のカミーユ・ロウからもう若者世代の恋愛対象ではない、つまりイケてないと>>続きを読む
離れの部屋に無断で寝泊まりしていた15歳の少女セリーヌが、その家の主である夫婦の庇護を受けるようになるが、実はそこにはセリーヌのある計画が潜んでいた。善と悪が共存するような少女セリーヌのしたたかさと、>>続きを読む
フランスの国有原子力会社アレバで労働者組合の代表をしていたモーリーン・カーニーという実在する人物に対して起こったスキャンダルを描いた、ジャン=ポール・サロメ監督のドラマ映画。ジャーナリストのカロリーヌ>>続きを読む
若い頃はスターだったが50歳になった今は落ちぶれてしまった女優のエリザベス・スパークル。長い間担当していたTV番組を年齢を理由に降板させられたことをきっかけに、"The Substance"という怪し>>続きを読む
正義と保身の間で揺れ動く陪審員の男性を描いた、クリント・イーストウッド監督による法廷ドラマ映画。年齢からして最後の作品になるかもしれないと言われているが、アメリカでは限定的な上映しかされなかった。ワー>>続きを読む
レース中に事故死したレーサーの妻子をはじめ、彼と親密な関係にあった人々が彼の死を乗り越えて新たな人生を歩み出す姿を、80年代特有のトレンディドラマっぽい演出で描いた、栗原剛志監督のドラマ映画。
本作>>続きを読む
ある若い男女が心中を試みた顛末を描いた映画と、その映画を観た後輩の映画監督が主演女優と出会った一夜を描いた、ホン・サンス監督の恋愛ドラマ映画。
中身は(本作の前半で描かれる)映画の世界と現実の世界が>>続きを読む
1990年代後半の日本で起きたインドの「マサラ・ムービー」ブームの火付け役と言える、インドのスーパースターであるラジニカーント主演の娯楽ラブコメ大作。
さて、新年になって、今まで未体験のマサラ・ムー>>続きを読む
精神的に不安定な思春期の息子への対応に苦慮する父親を描いたフローリアン・ゼレール監督自身の戯曲を自ら映画化した作品。
認知症の父親を描いたフローリアン・ゼレール監督の前作『ファーザー』がとても優れた>>続きを読む
日露戦争中の山村を舞台に、村の模範青年である清作と旦那に死なれて村に戻ってきた元妾のお兼の夫婦を通じて、戦争の悲惨さ、閉鎖的なムラ社会、生身の人間としての愛などを描いた、増村保造監督のドラマ映画。>>続きを読む
母親の同居人にレイプされ、その男性を殺した母親が刑務所に入り、自分一人で生きていくことになった若い女性が身体を武器に成り上がっていく姿を描いた、増村保造監督のドラマ映画。
ちょっとエロティックな路線>>続きを読む
記憶喪失の男性が同じ職場の派遣社員の女性と恋仲になるというプロットを中心に、彼をめぐる女性や家族の物語を描いた、ジャン=ピエール・リモザン監督による恋愛ドラマ映画。
主人公の男性が記憶喪失であること>>続きを読む
イスラエルの(事実上の首都である)テルアビブを舞台に、緩くつながった三人の女性の物語を描いた、エトガー・ケレットとシーラ・ゲフェンの両監督によるドラマ映画。二人は夫婦であり、女優のシーラ・ゲフェンが考>>続きを読む
フランスの女性画家であるセラフィーヌ・ルイの半生を描いた、マルタン・プロヴォ監督の伝記ドラマ映画。
セラフィーヌ・ルイ(パリ郊外のサンリスで絵を書いていたことから「サンリスのセラフィーヌ」として知ら>>続きを読む
結婚相手の男性とパーティーで知り合った女性との間で揺れ動く自己中心的な映画監督の男性を描いた、アイラ・サックス監督の恋愛映画。
主人公の男性トマスの自己中ぶりが炸裂するだけの映画。ストーリーは単純で>>続きを読む
息子の嫁・颯子に欲情した脚フェチ老人の性倒錯の日常を日記形式で綴った谷崎潤一郎の晩年の名作を、木村恵吾監督が映画化した作品。
小説の内容にわりと忠実に映像化していると思うが、脚フェチぶりがあまり描き>>続きを読む
歴史学の教授である女性とその娘が、インドのボンベイにいるパイロットの父親に合流するために、地中海沿岸を巡るクルーズ客船で旅しながら人々と交流する姿を描いた、マノエル・ド・オリヴェイラ監督のロード・ムー>>続きを読む