akrutmさんの映画レビュー・感想・評価

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もともと映画をそれほど見るほうではなく、読書や絵画がメインでしたが、数年前から映画にハマっています。とは言っても、映画館へ足を運ぶ暇がないので、もっぱらCS放送や動画配信サービスを利用しています。フランス映画をはじめ、ヨーロッパの作品が好みです。また、若い頃に見た映画の良さも再確認して楽しんでいます。

映画(330)
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

4.3

今までメグ・ライアンの出演作を見る機会がなくて、今回この映画を初観賞。同じ大学を卒業したハリーとサリーが恋に落ちるまでの物語。年取ってから見たので、ストーリー的にはふーんという感じしかしなかったが、メ>>続きを読む

マレーナ(2000年製作の映画)

4.2

『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督による、12歳の少年の年上女性への憧れをノスタルジックに描いた映画。と書くと、少年から青年になる過程での異性への目覚めや初恋が中心テーマの青>>続きを読む

マイ・ルーム(1996年製作の映画)

4.0

女手ひとつで寝たきりの父と年老いたおばの世話をしている姉ベッシーが白血病にかかったことで、疎遠だった妹リーと息子のハンクが姉たちの住むフロリダを訪れるというストーリーのヒューマン・ドラマ。

老人介護
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.5

戦時中で娯楽も少なかった時代に、映画に魅せられて映画館や映写室に足繁く通ったサルヴァトーレ少年と映写技師であるアルフレッドとの交流を、映画監督になったサルヴァトーレが回想するという形で描いた映画。映画>>続きを読む

ホタル(2001年製作の映画)

4.5

鹿児島の海で漁業で生計を立てている山岡と妻知子の夫婦愛とともに、終戦間近の特攻隊員を描いた映画。高倉健主演の映画には珍しく、メッセージ性の強い内容となっているので、そのことを知らずに見ると少し面食らう>>続きを読む

欲望に溺れて(2017年製作の映画)

3.0

運命的な出会いをして結婚したセザールとパスの気持ちが段々とすれ違っていく様子を描いた恋愛映画。パスの気持ちはわからなくもないが、家を出ていってからの展開がイマイチで、正直言って面白くなかった。後半の展>>続きを読む

天城越え(1983年製作の映画)

4.0

松本清張の同名小説の映画化。多くの社会派推理小説とは異なり、主人公である16歳の少年の心情を描いているため、ストーリーそのものはあまり重要ではない。この映画で見るべきは、少年が天城越えの道中で出会った>>続きを読む

マザー!(2017年製作の映画)

3.0

理不尽な出来事や残虐な行為によって、ジェニファー・ローレンス演じる女性の心理が段々と崩壊していく様子が描かれているが、所々に出てくる映像が気持ち悪くて、個人的にはあまり楽しめなかった。もちろん、タイト>>続きを読む

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.5

大学での研究費が打ち切られたことで解雇されてしまった研究員ピエトロが、同じく大学の研究費削減によって解雇された元教授たち6人とともに、合法ドラッグで一儲けしようとするコメディ・ドラマ。欧州では、研究費>>続きを読む

ヒドゥン・フェイス(2011年製作の映画)

4.4

「コロンビアのソフィー・マルソー」と呼ばれるマルティナ・ガルシアが出演するサスペンス映画ということで観賞。見る角度によっては確かにソフィー・マルソーに似ている瞬間はあるし、可愛いことは可愛いが、ソフィ>>続きを読む

昼顔(1967年製作の映画)

4.0

ルイス・ブニュエル監督による、自分の性的欲望から娼婦となった上流階級の妻を描いた映画。上半身をはだけて鞭で打たれる冒頭のシーンをはじめとして、若きスター女優のカトリーヌ・ドヌーヴが様々な倒錯した性的プ>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.7

撮影当時実生活で夫婦であったトム・クルーズとニコール・キッドマンが演じる倦怠期の夫婦を描いたキューブリック監督の遺作。撮影に1年以上を要していて、撮影期間最長の映画とギネスブックで認定されている。キュ>>続きを読む

夜叉(1985年製作の映画)

4.2

大阪・ミナミでは名の知れた元ヤクザであることを隠して、妻子とともに漁師として暮らしている修治。そこに、ミナミから流れてきて小料理屋を開いた蛍子。蛍子や彼女のヒモである矢島の起こす騒動を通じて、修治はミ>>続きを読む

人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.8

6つの独立した短編で構成されているオムニバス映画。これらに共通するのは、何かの拍子に理性のたがが外れたときに現れる、人間の理不尽なまでの狂気や暴力。結末はいろいろなパターンがあって、最初の「おかえし」>>続きを読む

ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

3.0

ニューヨークを舞台にした、さまざまなタイプの独身女性4人による群像劇的恋愛映画。ストーリー的に新しい部分があるわけではなく、よくある話の盛り合わせで、あまり心に響かなかった。(女性が見ると違うのかもし>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.7

7歳の天才少女メアリーの教育方針や養育権をめぐって、現在彼女と普通に暮らしている叔父のフランクと、彼女を英才教育したい祖母のエブリンが対立するというプロットを中心に話が進んでいく。とにかく、メアリー役>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.2

世間的に評価が高い映画だけど、うーん、私には合わなかった。なぜか、コリン・ファースが主要人物で出演している映画は、面白く感じないものが多い。

本映画では、現在のイギリス女王であるエリザベス2世の父で
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それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

4.2

痴漢冤罪事件における裁判の過程を中心に描いた映画。当時、痴漢裁判で逆転無罪判決が出るなど、痴漢冤罪が社会的に注目され始めていた上に、周防監督の10年ぶりの映画ということもあって、かなり話題になった気が>>続きを読む

恋のロンドン狂騒曲(2010年製作の映画)

3.8

ロンドンを舞台に老夫婦とその娘夫婦の4人の恋模様を描いた群像劇。4人それぞれが現状に不満を持っていて、それを打破するための行動が結果的に以前より悪くなるという皮肉的な結末を一人を除いて迎えてしまう。そ>>続きを読む

青い山脈(1963年製作の映画)

4.5

石坂洋次郎の青春小説である『青い山脈』の映画化は何度も行われているが、最も有名なのは原節子が女性教師・島崎雪子を演じた1949年版であろう。しかし、個人的には、この1963年版が気に入っていて、何度も>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.5

自身が担当した様々な症状の患者について記述した啓蒙書を数多く執筆した著名な脳神経科医であるオリバー・サックスの同名著書の映画化。1910年代に大流行した嗜眠性脳炎によって重度の意識障害に陥った患者たち>>続きを読む

誘惑(1957年製作の映画)

4.0

小説家であり文芸評論家・翻訳家でもある伊藤整の同名小説の映画化。戦後の復興が終わり高度成長期に入った東京を舞台に、父と娘の二代に渡る恋愛模様を軽快なコメディタッチで描いている。Life is sex.>>続きを読む

鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

4.3

万城目学のデビュー小説を映像化した、京都を舞台にした京大生の青春ファンタジー映画。この小説が発表された当時は、京都や京大を舞台にした青春小説の書き手として森見登美彦が地位を確立していたこともあって、二>>続きを読む

マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

5.0

舞台で何度も上演されている同名の戯曲を映画化した作品。戯曲の作者であるロバート・ハーリングが映画の脚本も担当しており、戯曲からはいろいろと変更されている。そもそも舞台はトルーヴィが営む美容院を舞台とし>>続きを読む

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.8

エリン・ブロコビッチという実在する人物の伝記映画。映画の中で描かれているPG&E社というガス・電力会社に対する公害訴訟ももちろん実話であり、(日本で話題の)パラリーガルとして彼女はPG&E社の訴訟の他>>続きを読む

アラサー女子の恋愛事情(2014年製作の映画)

4.0

アラサー女子の主人公メーガンは、大学院卒でありながら定職に就かずに父親の会計事務所の手伝いしかしていないし、高校時代の友達と会話していてもジョークが通じないなど、年齢相応の精神的成長をしていないモラト>>続きを読む

花嫁のパパ(1991年製作の映画)

3.5

娘の突然の婚約から結婚式までの父親の心情をコメディタッチで描いた映画。ストーリー的には何か大きな出来事が起こるわけではなく、あくまでも娘を嫁に出す父親の視点で、結婚までの出来事が描かれている。私は娘が>>続きを読む

エド・ウッド(1994年製作の映画)

4.5

アメリカ最低の映画監督と言われたエド・ウッドの伝記映画。彼が『グレンとグレンダ』でデビューしてから『プラン9・フロム・アウタースペース』を制作するまでの期間がコミカルタッチで描かれている。エド・ウッド>>続きを読む

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.8

ちょうど年末年始のこの時期が舞台となっているのて、あらためて再見。上司の情事のために自分のアパートを貸しているバクスターと彼が密かに想いを寄せているエレベータガールのフランによる恋愛コメディ映画の名作>>続きを読む

アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)

3.2

若くして亡くなったアンジェリカの写真撮影を依頼された青年イザクが体験する不思議な現象を、ドウロ川の美しい景色を挿入しながら幻想的に描き出している。死んだはずのアンジェリカがファインダー越しに見せた微笑>>続きを読む

モリー(1998年製作の映画)

3.0

自閉症の妹とその兄の交流を描いた映画。28歳の自閉症の女性モリーを演じたエリザベス・シューの演技は称賛できるレベルにあるが、映画全体の出来は良くない。まずは脚本に難あり。手術の前後での変化がきちんと描>>続きを読む

ラ・ブーム(1980年製作の映画)

5.0

私がフランスに憧れるきっかけとなった映画。日本でこの映画が公開された当時、まさに同年代だったので、フランスの中学生はこんなふうに過ごしているのかと、かなりのカルチャーショックを受けた記憶が鮮明に残って>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

4.0

夫も子供もいる中年女性ケリーは男子大学生との不倫で心が満たされているが、そこに義理の娘キャロライナが現れたことで不倫関係に変化が生じ、結果としてケリーの言動が常軌を逸していくというストーリー。原題のワ>>続きを読む

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.5

イーサン・ホークとジュリー・デルピーによるビフォアシリーズの第三作。前二作のロマンティックな関係とは異なり、本作ではすでに子供もいる夫婦になっているという設定。それだけに会話の内容も現実的で、ロマンテ>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

5.0

西部劇に出てきそうなテキサスの砂漠を男性が一人で彷徨っているという象徴的なシーンで始まる、主人公トラヴィスの妻子との再会や別れを、ライ・クーダーの印象的なギターの音色にのせて描いた映画。前半は弟夫婦と>>続きを読む

反撥(1964年製作の映画)

3.9

ロマン・ポランスキー監督の初期の傑作であるサイコホラー。カトリーヌ・ドヌーヴが演じる清潔症のキャロルが精神的に病んでいく様子を彼女の視点から淡々と描いている。

カトリーヌ・ドヌーブの、いかにも虚ろで
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