akrutmさんの映画レビュー・感想・評価

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少年と自転車(2011年製作の映画)

4.2

父親から見放されて児童養護施設で暮らしている少年が、彼の里親として週末を一緒に過ごすようになる女性との交流を通じて、将来へのかすかな希望を見出していく様子を描いた、ダルデンヌ兄弟監督によるドラマ映画。>>続きを読む

ブラインド・デート(2014年製作の映画)

3.9

薄い壁を隔てて隣り合ったアパートメントに住むことになったピアニストとパズルデザイナーの、ちょっと奇妙な恋愛模様を描いた、クロヴィス・コルニアック監督のロマンティック・コメディ映画。俳優であるクロヴィス>>続きを読む

青空娘(1957年製作の映画)

4.5

高校を卒業して上京した娘が、家族から受ける仕打ちに耐えながらも自分の人生を切り開いていくシンデレラストーリーを描いた、増村保造監督のドラマ映画。同年に『くちづけ』で監督デビューした増村保造が、これから>>続きを読む

さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

4.3

歌舞伎町のラブホテルを舞台に、ホテルの店長である男性を中心に1日の出来事を群像劇として描く、廣木隆一監督のドラマ映画。5つの話(店長と恋人、店長と妹、指名手配中で潜伏している店員とその相手、デリヘル嬢>>続きを読む

EDEN/エデン(2014年製作の映画)

3.3

90年代のフレンチ・ハウス(フレンチ・タッチ)と呼ばれるフランスの音楽シーンを背景に、ひとりのDJの成功と挫折を描いた、ミア・ハンセン=ラブ監督の音楽映画。彼女の兄であるスヴェン・ハンセン=ラブが主人>>続きを読む

白痴(1951年製作の映画)

4.6

言わずと知れた19世紀ロシアの大文豪であるドストエフスキーの代表作『白痴』を、戦後の札幌を舞台に翻案した、黒澤明監督の恋愛ドラマ映画。戦犯として処刑されかかった体験が原因でてんかん性痴呆になってしまっ>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.3

ロンドンのナイトクラブでの公演を中心に、亡くなる直前の女優ジュディ・ガーランドを描いた、ピーター・キルター脚本の舞台劇『End of the Rainbow』を原作とする、ルパート・グールド監督の伝記>>続きを読む

河内山宗俊(1936年製作の映画)

4.2

弟の借金のかたに身売りされそうな甘酒屋の娘・お浪を助け出そうと奮闘する、表坊主・河内山宗俊と浪人・金子市之丞を描いた、山中貞雄監督の人情時代劇。河内山宗俊は実在の人物で、歌舞伎や映画などの題材としてよ>>続きを読む

スタア誕生(1954年製作の映画)

4.3

1937年の映画『スタア誕生』を、ジョージ・キューカー監督がミュージカルとしてリメイクした作品。主役のスタアであるエスターを演じているのは、最近『ジュディ 虹の彼方に』でレネー・ゼルウィガーが演じて話>>続きを読む

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.2

残留隊で起こったとされる部下処刑事件の解明を中心に、元陸軍兵でアナーキストの奥崎謙三の言動を記録した、原一男監督によるドキュメンタリー映画。国内のみならず国際的に評価を受け、ドキュメンタリー監督として>>続きを読む

エンジェル(2007年製作の映画)

2.8

恋愛小説家として成功し、上流階級の仲間入りをする女性の一生を描いた、フランソワ・オゾン監督の恋愛ドラマ映画。イギリスの有名作家であるエリザベス・テイラー(同名の女優ではない)の代表作である同名小説の映>>続きを読む

憧れのウェディング・ベル(2012年製作の映画)

3.2

婚約したものの様々な事情でなかなか結婚に踏み切れないカップルを描いた、ニコラス・ストーラー監督のロマンティック・コメディ映画。サンフランシスコに住むシェフの男性・トムは、心理学ポスドクの女性・ヴァイオ>>続きを読む

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

3.7

大学卒業後に仕事もせずに実家で自堕落な生活を送っているタマ子の1年を描いた、山下敦弘監督のドラマ映画。前作『苦役列車』で前田敦子を起用した山下敦弘監督が、本作でも彼女の異なる魅力をうまく引き出している>>続きを読む

夜の伝説 マダム・クロード(2021年製作の映画)

1.5

久しぶりに、俺の時間を返せ、と言いたくなるような退屈な粗悪品を見てしまった。「娼婦」という言葉から連想されるステレオタイプ的なイメージ(はすっぱな雰囲気、性的に奔放、ドラッグをやる、感情に任せた抑制な>>続きを読む

ジェーンへの手紙(1972年製作の映画)

3.1

1972年8月にフランスの週刊ニュース誌L'Expressに掲載された、ジェーン・フォンダが北ヴェトナムを訪れたときに撮影された1枚の写真を対象に、ジャン=リュック・ゴダールとジャン=ピエール・ゴラン>>続きを読む

万事快調(1972年製作の映画)

3.6

アメリカ放送局のフランス支局でレポーターをしている女性とその夫で映画監督の男性が、取材先の食肉加工会社で遭遇した労働者団体のストライキや左翼活動家の階級闘争を描いた、ジャン=リュック・ゴダールとジャン>>続きを読む

グリーン・カード(1990年製作の映画)

4.3

温室付きの夫婦向けアパートに入居したい園芸家・環境主義者の女性とグリーンカードが必要なフランス人男性の偽装結婚の顛末と、その過程で芽生えていく恋心を描いた、ピーター・ウィアー監督のロマンティック・コメ>>続きを読む

ジャン=ポール・ベルモンドの 道化師/ドロボー・ピエロ(1980年製作の映画)

3.2

70年代後半からアクションスターとして活躍していたジャン=ポール・ベルモンドが主人公の詐欺師を演じた、ジョルジュ・ロートネル監督のコメディ映画。

とにかくジャン=ポール・ベルモンドを楽しむための映画
>>続きを読む

堂堂たる人生(1961年製作の映画)

3.8

玩具作りに熱意を燃やす青年社員と、オフィスガールに憧れて強引に入社した寿司屋の娘が、倒産の危機に瀕している玩具会社の再建を目指して奮闘する姿を描いた、サラリーマン小説の名手・源氏鶏太の同名小説を原作と>>続きを読む

ファナティック ハリウッドの狂愛者(2019年製作の映画)

3.6

サインをもらえなかったことがきっかけでストーカー化していくあるハリウッド俳優の熱狂的なファンをジョン・トラヴォルタが怪演した、フレッド・ダースト監督のサイコスリラー映画。リンプ・ビズキットのボーカルで>>続きを読む

ワーキング・ガールズ(2020年製作の映画)

3.3

毎日、北フランスから国境を超えてベルギーの娼館に働きに出かける3人の娼婦の日常と、そこで起こるある出来事を描いた、フレデリック・フォンテーヌとアンヌ・パウリスヴィックの共同監督によるドラマ映画。いつも>>続きを読む

パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

4.7

アルジェリア政府軍とイスラム原理主義の反政府軍の内戦が始まった1990年代初頭の首都アルジェを舞台に、ファッションデザイナーを目指す女子大生が遭遇する悲劇やそれに果敢に立ち向かう姿を描いた、ムニア・マ>>続きを読む

遠い日の家族(1985年製作の映画)

3.7

あるユダヤ人女流作家の家族に起こった戦時中の悲劇的な出来事を、ラフマニノフのピアノ協奏曲に乗せて描いていく、クロード・ルルーシュ監督の戦争サスペンス映画。車体カメラから撮影した走行映像が冒頭で挿入され>>続きを読む

人間魚雷出撃す(1956年製作の映画)

3.5

出撃した伊号潜水艦の内部の様子や特攻隊員を描いた、古川卓巳監督の戦争映画。太平洋戦争における特攻というと、航空機による航空特攻(神風特攻隊)を一般的に思い浮かべるだろうが、本映画で描かれるのは人間魚雷>>続きを読む

歌声にのった少年(2015年製作の映画)

3.8

アラブの人気オーディション番組「アラブ・アイドル」で優勝したパレスチナ・ガザ地区出身の歌手ムハンマド・アッサーフを、彼の実話を元にフィクションとして描いた、ハニ・アブ・アサド監督の音楽ドラマ映画。パレ>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

2.7

FoxNewsの創始者で元CEOだったロジャー・エイルズのセクハラ事件を中心に3名の女性キャスターを描いた、ジェイ・ローチ監督のドラマ映画。完全なノンフィクションというわけではないが、ほとんどの登場人>>続きを読む

ソフィー・マルソーの秘められた出会い(2014年製作の映画)

4.0

出版パーティーで出会ってお互いに一目惚れした、人気女流作家と男性弁護士の関係を描いた、リサ・アズエロス監督の恋愛映画。妻や子供を愛してやまない男性と、既婚男性とは恋愛をしないと心に決めている女性が、何>>続きを読む

落穂拾い(2000年製作の映画)

4.2

パリの市場で道に落ちているものを拾う人々から、ミレーの「落穂拾い」を連想したのをきっかけに、現代版「落穂拾い」シーンを映像に収めるべく旅に出た自分自身と、旅先で出会った落穂拾い人たちを描いた、アニエス>>続きを読む

停年退職(1963年製作の映画)

3.9

停年退職を数カ月後に迎える男性の揺れ動く心情をユーモラスかつ丁寧に描き出す、島耕二監督のドラマ映画。サラリーマン小説の名手・源氏鶏太の同名小説が原作となっているので、内容的には安心して見ることができる>>続きを読む

ありふれた事件(1992年製作の映画)

3.4

ある殺人鬼を取材するクルーのカメラを通じて、殺人鬼の男性の行動をドキュメンタリー風に描いた、レミー・べルヴォー、アンドレ・ボンゼル、ブノワ・ポールヴールドの3名の共同監督による犯罪映画。3人は本映画の>>続きを読む

わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

3.3

金正男暗殺の殺人犯として逮捕された二人の若い女性や彼女たちの弁護士の側から、金正男暗殺事件の真相を描いた、ライアン・ホワイト監督のドキュメンタリー映画。

当時この事件に興味を持ってニュース報道等を見
>>続きを読む

修道女(1966年製作の映画)

3.1

18世紀の百科全書派の思想家・哲学者であるドゥニ・ディドロの同名小説を、ジャック・リヴェット監督が映画化した作品。母親から強制的に修道院に入れられてしまった若い娘・シュザンヌが、自分に優しかった修道院>>続きを読む

この胸のときめきを(1988年製作の映画)

4.0

京都を舞台に、地元の女子高生と修学旅行に訪れた高校生たちの交流や恋愛模様をコメディタッチで描いた、和泉聖治監督の青春映画。日本映画専門チャンネルで昨年9月から放映している80年代アイドル映画特集での一>>続きを読む

真白き富士の嶺(1963年製作の映画)

4.3

白血病を患いながら退院して逗子の自宅に戻ってきた少女の純愛と、彼女を優しく見守る姉の心情を描いた、森永健次郎監督のドラマ映画。太宰治の短編小説『葉桜と魔笛』が原作となっているが、この小説そのものは妹に>>続きを読む

十八歳、海へ(1979年製作の映画)

3.2

予備校で知り合った男女3人の生への無関心や死への希求心を表現することを通じて、しらけ世代と呼ばれる若者たちの心情を描いた、藤田敏八監督の青春映画。中上健次の若い頃の小説を集めた同名の作品集の中の「隆男>>続きを読む

ロッキー3(1982年製作の映画)

3.8

新たなライバルとなるクラバーとの対戦を中心に、世界チャンピオンになったロッキーや周辺の人物たちが紡ぐドラマを描いた、ボクシング映画。前作の『ロッキー2』に引き続いて、シルヴェスター・スタローンが監督・>>続きを読む

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