ギレルモ・デル・トロのピノッキオのjbnniのレビュー・感想・評価

ギレルモ監督が作る童話だからもっと風変わりで不気味な感じになると思ったら意外とみんなが知っている普遍的なピノッキオの話だった。声優陣が超豪華。まさか猿のスパッツァトゥーラの声がケイトブランシェットだとは、、
ストップモーションで2時間の尺の作品を作るとか気合がすごすぎる、、だから普通のアニメより味があってキャラクターの動きや声もよりリアルで引き立っているように見えた。舞台は独裁統治されたイタリア。戦争の中で息子と死別し、そこにピノキオが現れて新たな家族や仲間との出会い、別れを描いた普遍的な愛の話で感動した。だけど普通のいい話どまりだった。もうちょっとギレルモ風にアレンジしてもよかったかも。上質な物語ではあった。