【全親が観るべき】既存の童話をここまで昇格させた人物が未だかつていただろうか… ありのままアニメ第二弾。ピノキオはピノキオ！
"ピノキオ＝子供の教育童話"という方程式が覆される。金儲けや軍事、息子の代用に利用しようとする大人たち、それを知りつつも愛されたいと願い従う子供たち。字体だけで切なすぎて死ねる。大人の洗脳があるから最初は小競り合いはあっても、子供たちだけにすると自然と理解し合って仲直りする。映画怪物でもそういう事が描かれていたよなあ。息子とピノッキオが旗をふたつつけたところで涙出たよ…戦争ってほんとなんなんだろう…
原作が大きいと脚色が余計になることが多いけれど、今回に関しては何もいう事なしで、ギレルモデルトロの発想とセンスに脱帽。待機時間の仕組みは無くても充分面白いけど、あることによって時間の大切さがより伝わってくるし、どうか間に合って欲しいと焦燥感が駆り立てられて、作品が締まる。セバスチャンいい立ち位置だったな〜。ピノッキオより不死身で笑った。セバスチャンを餌に釣りしてるシーン大好き。
