不遇な境遇のスケボー少年たちのお話。
彼らはどんなにあがいてももがいてもどこまで行っても行き止まりの世界にしか行けないのだ。
でもスケボー仲間と一緒にいる時と
みんなでスケボーをしている時だけは家族と一緒にいるようで本当の自分になれた。
みんなが家庭内暴力で悩み、
声を上げられず、苦しんでいる。
「完璧な親になるには
完璧な人でなくてもよいのです」
「僕は愛されてた
だから厳しくされたんだ」
「クソみたいな人生を選んできたのは俺なんだ」
そんな自分を肯定しようと
人生を真っ当に生きようと頑張っている彼らを見ているのがすごく辛かった。
どうしても自分の望んだ生き方ができなくて、こんな自分に嫌気がさす。
みんな幸せになりたいだけなのに上手くいかない。
この作品を撮ったのが出演者のひとりのビン。
彼が撮ったからこそ、仲間の良い部分をたくさん引き出せたし、こんな素晴らしい作品になったのだと思う。
みんな自然でとても良い表情をしていた。
みんなに幸せになって欲しい。
そう強く願った。
ラストは胸に迫るものがあった。
ドキュメンタリーを観て泣いたのは初めてかもしれない。
たくさんの人に観てほしい。
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2022/𝒩𝑜.157◡̈*✧🌛
おうち映画𝒩𝑜.157
劇場映画𝒩𝑜.
𓂃𓃱𓈒𓏸