みんな夢中になってスケボーをする。
スケボーが心の拠り所で居場所になっていた。
「スケボーは単なる遊びじゃなく
もっと家族みたいなもの」
一人はザックという白人。命知らずで豪快で陽気。スケボー仲間を引きつけるカリスマ性がある。
もうひとりはキアーという黒人。抜群のテクニックを持ち、気さくで明るいので人種を超えてザックたちと仲がいい。
そしてビンというアジア人。やせっぽちで物静かだがビデオ撮影が得意で、みんながスケボーするのをビデオに撮影する「フィルマー」。彼がこの映画の監督ビン・リュー。
3人それぞれが抱えているものと向き合い、心が削られて傷ついていく姿を見るのは苦しかった。
家族のつながりは本当にやっかい。
ほどきたくてもほどけない。
貧困や人種問題、家庭内暴力、離婚。
個人の人間関係もあるけれど
社会自体にも問題がある。
スケボーシーンの疾走感◎