moeko

行き止まりの世界に生まれてのmoekoのレビュー・感想・評価

3.5
アメリカに住むスケートボーダーの青年3人を映したドキュメンタリー。
スケートボードに関する作品なのかと思っていたら、同じ場所でスケートボードをする3人やその周囲の人々の姿、彼等へのインタビューを通して、人種問題や家庭内暴力、男女格差、貧困などの社会問題について伝える映画でした。意外と奥が深く、彼等の言葉や涙には重みがありました。特に、生い立ちや育った環境は、その人の人生に大きな影響を与えるのだと痛感しました。自分は恵まれていたな、とも思います。
また、今回はスケートボードが取り上げられていたけど、同じ趣味でも1人1人にとって、その趣味の持つ意味は様々であると、改めて感じました。夢であったり、逃避であったり、意味は十人十色だけど、キラキラと楽しく過ごせる時間はかけがえのないものですね。私も久しぶりに踊りたくなったなあ。
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