orixケン

世にも怪奇な物語のorixケンのレビュー・感想・評価

世にも怪奇な物語(1967年製作の映画)
4.0
オムニバス。1話目。金で人の心も何もかも好き放題していた主人公が自分の思い通りにならない相手、主人公にとって(多分)初めて心から好きになった相手であろう男性を結果的に殺してしまうことになる。男性は馬に化けてあらわれ主人公は初めて誰か(馬だけど)に素直に心をゆだねるようになるが。。。
バディムがフォンダをとにかくきれいに撮るためのイメージ映画と思えば悪くない。

2話目。目を背けたくなるようなイジメや悪事をしているときに必ずあらわれ被害者を救い出す分身。その分身を卑怯にも殺してしまった主人公は、相談した司祭は幻か酒の飲み過ぎだと言うが。。。
まあまあ。分身殺してから焦りまくるが分身出た子供の頃からもっといろんな感情もあっただろうけど、そういうもの見せない演出。

3話目。イギリス有名俳優がイタリア映画に招かれる、常にLSDやっているようで、見ている方もどこまでが現実でどこから幻想なのかわからなくなってくる。同じくポー原作の映画なんだけど、前の2話と違ってポーでなくフェリーニの映画になっている。