このレビューはネタバレを含みます
単純な高校生恋愛物の裏にちゃんとしたストーリーがある。
主人公の帆高の『神様お願いですから僕たちにもう何も足さず、何も引かないでください』のセリフの後、突如消えてしまうヒロイン陽菜。
陽菜を探す帆高の想いや周りの人たちのバタバタも面白い。
ただこの映画は『天気』を『社会』や『世間の空気』に喩えて観ると面白い。須賀さんの『世界なんてさどうせ元々狂ってんだからさ』、立花のおばあちゃんの『元々は海だった』ってセリフも違って見えてくる。
ラストシーン、能力を失ってもなお祈り続ける陽菜との再会シーンは感動です。