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天気の子のyunのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
4.5
君の名は。より街並みの描写がアダルトチック?で面白かった。
馴染みのある都会の風景だがどこか懐かしくも感じられ不思議な気持ちになる。
意外と内容は薄めでアニメーションとミュージックの融合は前作と比べるとそこまで鳥肌モンではなく(多分ここでこう来るだろう、と身構えていた部分もある)×RADWIMPSの味を占めた作品になっていた気もする。しかしやはり繊細で複雑で、それでいて分かりやすく道筋が立っている、とにかく不思議と勝手に胸がポカポカさせられてしまう映画に仕上がっている。

世界がどんなに変わっていっても、僕たちは変わらない。例え世界を敵に回し全てのものに阻まれようとも、譲れないものがあって、守り抜きたいものがあって、会いたい人がいて...そんな当たり前すぎたことのはずなのに誰もが忘れていた大事な気持ち、を思い出させてくれる。
コロナ禍の今、もう一度この作品を観るととても意味深で感慨深く、心のど真ん中を尖った何かで突き刺されたかのような電撃が走る。忘れかけていた大事なこと。大切な想い。愛すべき人。
それを再確認するきっかけを与えてくれた。
内容的には安易ではあったものの、沢山のスポンサーの影がちらほらと見え、それもまた面白かった。
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