邦画興行収入歴代2位を記録した「君の名は。」から3年。
新海誠監督が次作を作るのに、如何ほどのプレッシャーの中にあったのかを想像すると、関係ない自分も胃が痛くなる（笑）。
何を作るにしても、「君の名は。」の興収と比較され、それより低いだ高いだと言われ続けるわけですから、爆発的なヒット作を作るのも大変ですけど、作ったら作ったでその後も大変だなぁと。
そんな中でよくまぁこんな作品を作れたなぁと感心しましたよ。
新海誠ワールドとも言える風景の美しさ、それを巧みに使ったカット割り、そして何より青臭い話をスケール感大きなファンタジーに仕上げた構成力。
ストーリー展開も読みづらかったし、そういう方向に着地させるのかと思いましたねぇ。
ただ無音による間の作り方とか、音楽の差し込み方とか、似たパターンの演出が多かったのは気になったところ。
そのせいでちょっと間延びした部分もなきにしもあらず。
とはいえ私的には、「君の名は。」より今作の方が好みだったかも。
大ヒットした作品の次に、これだけのクオリティが出せるのは凄いと思いますよ。
