天気の子のコクムービーのレビュー・感想・評価

東京の異常なまでのリアルさ。
今本当に周りで起きている生活の描写。
あまりに身近な消費物。
聞き慣れて久しい「異常気象」。
その世界が少しずつ崩れていく中で、少年少女の物語が動き出す。

現実を現実よりもリアルに描きながら、その世界のルールを壊し、物理や科学の方式さえ壊して、1人の少年と1人の少女にフォーカスする。
そして観た人の掌の上ではとても収まらないような世界へ吹き飛ばし、そのまま空に消えていくような物語。
もうルールも常識もどうでもよくなる。

こういうのが新海誠だった。