コクムービーさんの映画レビュー・感想・評価

コクムービー

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ビートルジュース ビートルジュース(2024年製作の映画)

4.8

おもちゃ箱をひっくり返したように
色とりどりな暗黒のホラーコメディ
観点が壊され続ける爽快感
最高のパフォーマンスアート

きみの色(2024年製作の映画)

1.3

変えられるものには立ち向かう勇気を
変えられないものは受け入れる落ち着きを
そしてその2つを見極める賢さをください

ニーバーの祈り
1番好きな言葉

優しすぎて受け入れられないなんて性格が悪いみたい

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.5

ナミビアの砂漠をライブ配信でずっと流しているチャンネルがある。
砂漠の中の水飲み場に、オリックスなどの野生動物が水を飲みに来る。
なんでもないその風景を、なぜかずっと観てしまう。

人も自分にしかわか
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ラストマイル(2024年製作の映画)

4.2

さすがに色々なことが飽和しきっている
効率的に仕組み化された社会で
仕組みから溢れ落ちるように起きる様々な事態は
どうして解決し得るのか

この映画のためにドラマ「アンナチュラル」と「MIU404」を
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

遂に観た。
IMAXで。
鳥肌と涙。

本当に本当で動いてた。

関心領域(2023年製作の映画)

3.4

ただ生きているだけ
見えないところは見えない
関心の外にあるものは死角

慣れたら普通のことで気にもならない
死臭を消して花を香って
銃声を無視して鳥の声を聞いて
汚いものは必死に洗い流して
漂白して
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ルックバック(2024年製作の映画)

3.8

ルックバック、背中を見て
あの人がいたから
だから、今があるから
だから、前に進むから
ルックバック、背中を見て

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.2

楽しいとか悲しいとかムカつくとか
純粋さはいつのまにか抑制されて
不安や嫉妬や羞恥や倦怠で取り繕うのは
思春期だけじゃないように思います
歳を重ねて少しは乗りこなしているようだけれど
同時に根深くなっ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.4

やり直せるからわかる、やり直さない時間の大切さ
普通の生活を、普通の日常を、まるでその日をやり直しているかのように生きる
人生という時間でベストを尽くすしかない
この日を楽しむために、未来から来て
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.0

前編で拡がったセカイが、ストンと落ちる感覚
「世界中が敵になっても味方でいる」が度を越して
「世界を終わらせるとしても味方でいるのか」へ
でもそれは絶対だから
もっと絶望に突き落とされたい

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

呵責と重大さが音と振動で伝わってくる感覚が凄い
大義はいつだって存在していて
正当化しないで生きていくことは難しい
それが自分であろうが、他者であろうが

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ面白い
浅野いにおが1番好きだったことを忘れてた
特に眼鏡の描写

井の頭線沿いに襲いくる巨大な世界の終わり
大災害の陰謀や侵略を横目に平和な友情物語
死んで悲しんだらシフトした破滅状態に
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.3

キングスマンのマシュー・ヴォーン監督
やっぱりこの監督の作品が好きすぎます
途轍もなく甚だしいエンターテイメント
爆発する色彩が最高すぎて笑ってしまう
ワインはピノノワールで好みと合いすぎ
イエローを
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.5

「経る」ことの素晴らしさを感じられる映画
長い時間の中には涙を流す時も沢山あって
スクリーンに映る度に自分に重ねてしまう
何だかよくわからないけれど泣いてしまう

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

そっと吸い込まれるような映画
やさしさがすべてを包んでいて
身体が少し軽くなるような時間
朝がなければ生命は生まれない
夜があるから地球の外を眺める
思うように生きられない毎日に
少しだけ寄り添ってく
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

2.0

なんて完全に肩の力を抜いて観られる映画なのでしょう。

中学校の合唱部部長がヤクザにカラオケを教える話。

現実味の全くないシチュエーション。
現実感溢れる人生のバリエーション。

感情がただただ溢れ
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

2.0

ディズニーの、ディズニーによる、ディズニーのためのストーリー

「願い」を叶える魔法が使える王様
民衆から願いを集めて保管し、
国益に影響がないものは叶え、影響しそうなものは叶えない

主人公はこう思
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

3.0

100年の歴史が濃縮された9分間

その軌跡を、当時の姿、当時の表現、当時の声で蘇らせ、100年間が今という瞬間に集結している眺望はまさに奇跡

地球上で誰も再現できない、とんでもない思い出の重みで殴
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

2.3

日本を征服する勢いで主張する大阪
伝統があり格式高い京都
お洒落で美しい兵庫

その陰に隠れるのは

琵琶湖しかない滋賀
鹿しかいない奈良
何もない和歌山

関西のローカルネタは分からないところが多く
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.3

チョコレートは
しあわせな気持ちにさせるもの
夢のような世界をつくりだすもの
食べられない日々がつらくなるもの
依存するもの
人を太らせるもの
人を殺すもの

心踊る無数のチョコレートと歌とダンス
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正欲(2023年製作の映画)

4.8

「ものすごいことをテーマにしている」
という事実に直面して、何度も鳥肌が立ちました。

「明日も生きたい」人たちのためにつくられたこの世界に、どうしたらうまく紛れられるのか。

誰にもバレないように、
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.2

巨匠マーティン・スコセッシ監督による、3時間26分の超大作映画。
超長尺で尻込みしそうになりますが、「一瞬」とは言わないまでも、「長くてしんどい、飽きる」なんてことは少しもない、珠玉の旨みが持続する作
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

太平洋戦争終盤の日本。
統制された思考から、逃げ出した主人公。
死に損なった彼の葛藤と、彼にとっての戦争が終わらないのは、圧倒的な恐怖をもたらすゴジラのせい。

戦後の混乱と復興の空気を少しだけ疑似体
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.4

失った声と、命を削る歌声
子供の頃から少女の時代、そして大人になって

絡み合った背景が少しずつ紐解かれるたびに、また絡み合う感情

アイナ・ジ・エンドが歌い出すたびに鳥肌

3時間ずっと面白く、冷た
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

2.9

タートルズ大好き!
メカニックで頭がいいイメージのドナテロが好き。
しかし今作では、よりティーンエイジャー感が強調され、ドナテロは幼く可愛いナードなキャラクターとして描かれています。
レオナルドはリー
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.1

SONYのゲーム「グランツーリスモ」をプレイするトップクラスのシムレーサーが、実際のプロレーサーになったら通用するのか。

こんな妄想を実現したのは、実際に存在した「GTアカデミー」というレーシングド
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

2.2

ディズニーランド行きたい!
ホーンテッドマンション乗りたい!

という気持ちにひたすらなる、ファンタジーランドな作品。

アトラクションの中にいたあの999人のゴーストたちが、ストーリーと共にスクリー
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SAND LAND(2023年製作の映画)

3.6

人間の行いによって乾ききった砂だらけになった世界で。
おじいさんの保安官と、おじいさんの魔物と、悪魔の王子が、水を求めて冒険するロードムービー。

戦車に乗って砂漠を進みながら国王軍と戦い、様々な過去
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

火・水・土・風、4つのエレメントが作り出す街のお話。
水に溢れた街は土に潤いを与え、風が草木を揺らします。

そんな中、最後にやってきた火のエレメントは、この街では生きづらい。
水に消されてしまうか、
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カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

1.9

久しぶりすぎるデートに戸惑いまくりながら準備するカールじいさんと、そんなカールをはげます犬のダグとのお話。

ダグが本当にかわいくて、親友のようで。
犬の世界は人間の世界と違うけれど、大切なことは同じ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.3

お腹いっぱいアクションと騙し合い。

2部作の前編かつ3時間の長丁場というボリューム感。
ファットなカロリーの濃厚エンターテイメント。

自我を持ちながら暴走せず、不敵に見守る正体不明の「それ」。
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バービー(2023年製作の映画)

4.6

痛烈に面白い、革命的なブラック・コメディ。

華やかなピンクに彩られた、夢のバービーランド。
人形世界のデフォルメと、非現実の具現化。

女性が中心であらゆる職業に就いているバービーランドから、平等を
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古の王子と3つの花(2022年製作の映画)

2.4

フランス・アニメーションの鬼才、ミッシェル・オスロ監督作品。
10年以上前に「夜のとばりの物語」を映画館で観て以来です。

洗練された映像表現の極み。
エジプトの壁画のような、紙芝居のような、フラット
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