雨、雲、光。
気象系描かせたら天下一の新海監督が天気をテーマにしたら、それはもう美しい映像てんこ盛り!
相変わらず邦楽との融合も感情を刺激し、クライマックスは鳥肌と涙でした。
物語は今までのセカイ系に戻ったのですが、ラストにおばあちゃんと須賀のセリフにテーマの全てが詰まってました。
方向性は違うけれど、宮崎駿監督を引き継ぐようなタイミングでメジャーに躍り出てくれたのは、日本のアニメーションが好きだった自分としては少し安心してます。
が、駿さんの物語とは違い、セカイ系は「世界の運命より君が大事」という、第三者が見た時の正義とはまた違う行動原理なので、ほんとに小さい子を連れて見に行くと説明が難しいかなぁとは思います。
一方、大人が観ると、とにかく須賀が!主人公目線で感情移入してると、うわぁとなるんだけど、同時に自分が須賀だったら、そうだよなぁ…と理解出来てしまうところもあり、リアルでよかったです。
ただ、物語への没入感は前作の方があったかなぁ。今回は最初の設定がわかったところで、なんとなくラストが読めてしまったので。
主役2人はオーディションで選ばれただけあって、とても合っててよかったです!