このレビューはネタバレを含みます
おっさんのための物語だと思った。
今の若者はもっと地に足ついてる。
今私たちが直面してる現実を踏まえてなさすぎるし、登場人物の描写が全然足りないから全然共感できない。私たちはそんなに上手くいくと思って行動しない。船の上で知恵袋とか笑
なんとかなる時代に生きてた「10代の青い衝動」が懐かしいおっさんの物語でしょって思っちゃう。
「この先青空が見られなくってもいいから、あなたと一緒にいたい」が唯一物語の核なのだと思うけど、
もし自分の好きな人がと考えた時に、それは大人が考えるよりずっと当たり前に出てくる言葉。
あんな選択、当たり前の予定調和じゃんって思えるくらい自分は恵まれてるんだなとは思ったけど、それくらいで全然心をうつものがなかった。
それを愛する人に言えるのは当たり前。
2人だけじゃない世界で、ずっと雨になることでどれほどの実害があってそれをどうするかってことが描かれてなくて、残念。
そして終始広告臭がすごくてげんなり。
ジブリなみの画力でこのストーリーはつらい。