やな

天気の子のやなのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
4.0
レイトショーIMAXで観てきました。
うーん、これは見る人によって切り取り方や解釈が異なる映画ですね。
それを踏まえて、自分の感想を書くと…

個人的に、印象に残ったキーワードは『居場所』

あなたの居場所は自分だけでは作れなくて、多かれ少なかれ誰かに与えてもらっている。
そして、あなたもきっと、意識的あるいは無意識に誰かの居場所をつくっているはず。

これからの2020年代は、思っている以上に多くの人が生きづらさを感じる場面があるだろう。
けれど、それでも、ちょっとでもみんなが誰かを救うことに目を向けられる、優しい世の中になって欲しい、という思いを私は受け取りました。
綺麗事と言ってしまえば、それまでだけどね。

それにしても新海誠、初期作品に見られた猛烈に深い自意識の谷は、段々浅くなっている印象です。
これが、いいことなのか悪いことなのか分からないけど。
やな

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